ー 共感性 ー
「相談ごとについ付き合ってしまう。深刻な雰囲気に何かしてあげられることはないかと一晩考えるけれど、翌日に『あ、あれはもう大丈夫です!』と明るく言われて拍子抜けする。そんな共感性の空回りも無駄じゃない。あなたの魅力のひとつなんだな。 」
才能が生産性に結びついているのだろうかって、つい考えてしまうけれど、才能の活かし方は様々だと思う。
空回りしているときのほうが、他者から見ると魅力的に写ったりもするものだ。
完璧じゃなくていい。
なんでもかんでも生産性に結びつけなくてもいい。
人間なんだから。
空回りする自分を愛せるくらいでちょうどいいんじゃないかな。
Unlock the Potential.
ー コミュニケーション ー
「コミュニケーション才能が高い人の中には、言葉を使って相手の頭の中に映像を描き出すことができる人がいる。使っているのは言葉なのに、聞いている人には映像が見えている。そのインパクトは絶大だ。才能が持つ影響力、磨く価値ありだぞ。」
私のコミュニケーション才能はそれほど高くない。
だから、人前で話すときなどは、なるべくリアルな事例を事前に収集し(収集心)、どこでそれを伝えるかをイメージしながら(戦略性)、準備をする。
事前にいくつも事例を集めておいて、場面に応じてそれを使い分ける感覚だ。
意図的に用意して、あらかじめ箱の中に入れておいたものの中から適宜選んで使っていく、そんな感じになる。
コミュニケーション才能が高い人にとっては、なんでこんな面倒くさいことをするのか分からないことだろう。
「そんなの、場の雰囲気を感じながら話せば大丈夫だよ。」
こんな言葉が聞こえてきそうだ。
そして、いとも簡単に相手の頭の中に映像を描き出していく。
これはかなわないぞ。
おそるべしコミュニケーション才能だ。
Unlock the Potentail.
ー アレンジ ー
「アレンジ才能の人は、いっぺんにいくつものことを把握していて、それらの手綱を握りつつどうやって効率的に収束させていくかってことを常に繰り返しているんだよ。いわば効率&収束の筋トレを毎日しているんだ。きっと今日も誰かに頼られているよ、彼らは。」
アレンジ才能の人が手綱を握っている場面をよくみる。
イベントを仕切っていたり、他部門との連携事業を取りまとめていたり。
いろいろと予期せぬことが起こっても、アレンジさんは器用に取り入れていく。
現実的な判断をしながら、手順を組み替えたりして効率的に処理をしていく。
頼られるから、なおのこと才能が磨かれていく。
好循環だね。
日常の中で才能を磨ける場面があるかどうかって、とても大事なことだ。
才能を磨く。その環境に身を置いていく。
大事なことだぞ。
Unlock the Potentail.
ー 競争性 ー
「競争性才能には、勝利の歴史がある。子どもの頃の小さな勝利もあれば、背伸びして勝ち取った勝利もある。その記憶が勲章となり、拠り所となり、エネルギーになる。負けの悔しさを味わいながらも、彼らは勝利という名の勲章を1つ、また1つと増やしていく。」
競争性才能の人の人生は、なんとなく日常を送っている者からすれば、とても刺激的だ。
なぜそこまで勝ちにこだわる?
なぜ勝負ごとになると、そこまでエネルギーが高まる?
他の人にはない強力なパワーだからこそ、数多くの勝利を手にしていくことができる。
この人の人生には、勝利という名の勲章がたくさん並んでいるんだろうな。
そう思うと、思わず尊敬の念を抱いてしまうよ。
才能っておもしろいですね。
Unlock the Potentail.
ー 運命思考 ー
「運命思考才能の人が口に出す『あぁ、そうなんだねぇ』の一言が心地よい。理屈が理解できるかどうか、感情的に納得できるかどうか、そんな聞き手のこだわりが幅を効かせると話し手は窮屈になる。まるっと受け止める、この才能の魅力はなかなかのものだぞ。」
聞き手が優位に立っている会話というのを、ときどき目にすることがある。
そんなとき、話し手はなんとも窮屈そうだ。
頭の中をフル回転させながら、どうやったら聞き手に理解してもらえるだろうと奮闘している。
そのうち、「そこまでして理解してもらわなくてもいいや」ってあきらめてしまったりする。
ちょっと話したかっただけなのに…なんて、話したことを後悔することもしばしばだ。
こんな場面を目にすると、運命思考才能の人の存在を思い出す。
まずは、相手のことをまるっと受け止める。
一旦受け止めてから、次を考える。
そんな運命思考さんの前では、話し手が生き生きとする。
そこでは心地よい会話が進んでいく。
運命思考、なんとも魅力的な才能だ。
Unlock the Potentail.