
平然といくつもの案件に気を配り、そして進めていく、とても器用な資質=アレンジについて、今日は掘り下げていきます。
同時進行と全体最適を両立する資質=アレンジ -ストレングスファインダー-
アレンジ資質について、Gallupではこんな定義をしています。
「アレンジという資質を持つ人は、たくさんの要素を構成し管理することができると同時に、一度作り上げた構成にこだわらず、作り変えることをいとわない柔軟性をも備えています。すべての要素と資源をどのように組み合わせたら最高の生産性を実現できるのかを考えるのが好きです。」
「たくさんの要素」
「構成し管理する」
「こだわらず」
「柔軟性」
「最高の生産性を実現」
こんなキーワードが並んでいますね。
ちなみに、アレンジ資質を私の言葉で説明すると、こうなります。
「いっぺんに考える、そして組み合わせる、さらに組み替える資質」
このような得意技を持っている資質です。
どうでしょうか。
少しイメージがクリアになりましたでしょうか。
では、この資質のすごいところをもう少し深掘りしてみましょう。
この資質のすごいところを一つ挙げると、
「効率的にいけるなら、これまでのことにこだわらない。この柔軟性をナチュラルに持っていること」
と言えるでしょう。
ぱっぱっぱっと組み替えていく。
仕事の予定だって、旅行の行程だって、ときには人と人との組み合わせだって変え(替え)ていく。
そしていくつものパズルを同時に完成させるように、パチっと最適化を図っていく。
この柔らかさ、手際の良さは圧巻です。
これがアレンジさんのもつすごさです。
もし、アレンジを上位お持ちの方で、「いや、そんなにすごくないよ」と思った方がいたとしたら、それはもったいない!
自分の才能を小さく閉じ込めてしまわずに、大きく羽ばたかせてあげてください。
せっかくの才能なのですから。
さて。
では、ちょっと冷静になって、この資質がうまくいかないときのことにも少し触れておきたいと思います。
この資質が困るとき、それを一つ挙げるとすると、
周囲があなたのアレンジ力に付いていけないとき、です。
これ、比較的多いみたいです。
アレンジさんにとって、変更することはごく自然なこと。
だって、その方が効率よくなるし、いろんなことがより良くなるわけだから。
でも、ちょっとした効率化よりも、一貫性や、安定を好む人って、たくさんいます。
ましてや、アレンジさんの変化のスピードが早ければ早いほど、なぜ今変えるのか、どうしてこのままじゃダメなのかを、周囲が理解できない可能性が出てきます。
自分の才能によって、周囲が翻弄されてしまう。
これはちょっと望ましいとは言えないですね。
アレンジさん、ご自身の資質のすごさを認めてあげて、ちょっと周囲に優しくなってあげてください。
アレンジさんのちょっとした説明、解説が、周囲を安心させ、そして賛同を生むことにつながります。
今日のところはこのへんで終えたいと思います。
アレンジ資質、いかがでしたでしょうか。
この資質も持つ魅力、伝わってくれたら嬉しいです。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.

ストレングスファインダーの実行力資質の一つである「慎重さ」。
日本でストレングスファインダーを受けた方の中で、2割近くの方がトップ5にこの資質を持っています。
なのでそんなにレアな資質でもないのですが、なぜか自分特有の短所のように捉える人が多くいます。
せっかくの素晴らしい才能である「慎重さ」資質。
しっかり理解して上手に使っていきましょう。
“慎重さ”資質を短所にしたらもったいない。素晴らしい才能なのだから
慎重さという資質。ストレングスファインダーの開発元のギャラップでは、このような説明をしています。
“あなたは用心深く、決して油断しません。あなたは自分のことをあまり話しません。あなたは世の中が予測できない場所であることを知っています。〜”
この説明、どう感じますか?
少し硬い感じ、こちらも油断できない相手、そんな、ちょっと近寄りがたいイメージが湧いてしまうかもしれませんね。
ギャラップにはもうちょっと素敵な説明を書いて欲しいものですね(笑)。
では、実際に慎重さ資質を上位に持つ人からはどんな声が聞かれるかというと、
「ついついブレーキを踏んでしまうんですよね」
「自分は、なかなか一歩が踏み出せないように感じています」
そのような自己評価をする声も聞かれます。
これだけだと、どうにも才能とか強みとかには聞こえてきません…。
でも、本当に一歩が踏み出せないものなのでしょうか。
慎重さ資質を持つあなたの人生はブレーキ痕ばかりなのでしょうか。
慎重さ資質を持っている方は、自分の中にある、この資質が発揮されたがゆえの成功体験をじっくりと探し出してみてください。
かならずや、いろいろと出てくるはずです。
だって、才能ですから。
慎重さ資質を上位に持っている人は、自分の中に、これまで確実に積み上げてきたものがあると思います。
難しいと感じたことも、結果的にゴールへと辿りつけた経験をいくつもお持ちだと思います(かなりのエネルギーを費やしたかもしれませんが)。
あるいは、早め早めのケアをすることで、仲間から感謝されたり、頼られたりした過去があるかもしれません。
慎重さという資質は、見通しが立たないような状況であっても、やると決めたらいろんな角度からリスクを想定し、回避しながら確実に成果を掴み取りにいく、そんな強い欲求と行動とを持った資質です。
そう、やると決めさえすれば、あとは慎重さという資質の持つ特性が必ず成果へと導いてくれるのです。
それが慎重さという資質の素晴らしい一面です。
あなたは慎重さ資質を上位にお持ちですか?
慎重さ資質を揺るぎない強みへと磨いていくために何をしますか?
そう、「やると決める」こと。
その決定力を磨いてみてください。
不安がよぎったとしても、あらかじめいくつものリスク要因が想定できたとしても、“これは!”と思うものについては、「やると決めて」みてください。
大丈夫。
決めて動き出せば、あなたはきっと上手くいきます。
それがあなたの才能なのだから。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)

戦略性
戦略性という資質。
この資質は、何かにつけて落とし所を探し出し、そこに物事が向かうよう筋道を立てることが得意です。
それだけに、自分の発言や行動には“意図”があり、場をコントロールするのも得意だったりします。
ロックオンした落とし所を逃さない、その思考力はとても優れたものですし、この力の強さを実感している戦略性持ちの人も多いのではと思います。
でもね。
これが相手からするとやっかいだったり、面倒くさかったりするんですよね。
「今やっていることってさ、どんな意図があるの?」
「先にAさんに言っておかないとさ、通るものも通らないでしょ。そのくらいわかるでしょう。」
「それを今言ったとしてさ、その次にどうするの?」
「それやっても何も手に入らないじゃん。場当たり的だよ、それ。」
これ読んで、「くーっ!」って腹立たしく思った方もいるかもしれないですね。
でもね、これは戦略性持ちの“当たり前”。
戦略性持ちの方、このままだと嫌な奴ってレッテル貼られてしまいますね。どうしましょう?
「なんでわからないの?」から「俺の戦略性が疼くんだけどね…」へと、ちょっと優しい方へ言葉を変換しませんか?
上から目線の発言から、相手と同じ目線に立ってのアドバイスへ。
これ、結構喜ばれます。
仲間の貢献に戦略性が活かせたとき、この資質は強く光り輝きます。
そこにあなたの戦略性を生かしてみませんか?
やってみる価値ありますよ。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.