資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)

自己確信
自己確信さんが相談にきた。
「自己確信資質って、心の中に羅針盤があると聞くのですが、私には今ひとつピンときません。それってどういう意味ですか?」
ふむ、そうですね。
例えば…
自己確信さんにとって、リスクってどういうものですか?
「というと?」
う〜ん、
リスクとは“回避するもの”とか、“恐いもの”とか、“スリルを感じるもの”とか…。
「リスク…。たしかにそこいらじゅうに存在するものだと思うけれど、回避とか恐いとか、スリルを感じるといった特別な感覚は感じはないですね。」
リスクってね。その存在を感じるだけで不安になってしまったり、乗り越えようとして力んでしまったりする人も結構多いんですよ。
「そうですか。たしかに不安を感じることもあるかもしれないけれど、進む先にあれば乗り越えるだけだからなぁ」
リスクに気がついても進路は変えないんですか?
「リスクがあっても、それで失敗するかどうかは別の話だと思うんですよ。だからいちいち避けていたらキリがないんじゃないですか?」
進路…どうやって決めているんですか?
「それは自分の直感ですよ。自分を信じなければ進めるものも進めなくなってしまうでしょ」
自分の直感を信じてリスクがあっても進んでいける。それこそが特別な才能なんですよ。
「え? じゃぁみんなは違うの?」
違うんですよ。
あなたが直感で感じることができるその進路。それこそが羅針盤と呼ばれるものなのです。
「みんな、ないんだ…」
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)

責任感
責任感さんと話をしたよ。
何やら資質を意識できるようになってきたらしい。
「自分の資質のクセを知って、ずいぶん気持ちが楽になることが増えました」
ふむふむ。
「この間レストランに行ったのですが…」
「ウエイトレスさんが私たちの注文をすべて暗記しようとしてたんです」
「そんなに大した注文数ではなくて、ウエイトレスさんも『はいっ』と言って厨房のほうに行ったんですね」
「それなのに、数分したら戻ってきて、『注文をもう一度お願いします』って言うんです」
「これ、以前の私だったらそのまま頭にきてたと思うんです」
「覚えられないなら、はじめからちゃんと書き留めればいいんじゃないか、それがあなたの果たすべき役割でしょうって」
「でもね、この感覚、価値観こそが “私の責任感” なんだって気がついたんです」
「この価値観は私が大切にしているもの。それは変える必要はない。でも、この価値観を他人に押し付けることはまた別のことなんだって気がついたんです」
「私にとっての当たり前は、私だけの当たり前かもしれないんですよね」
「もちろん私の責任感を閉じ込める必要はないので、私の感覚として相手にしっかり伝えたりもしますけれど、そこに相手が共感したり同意したりするかどうかは分からないということがわかってきました」
「いちいち気持ちに波風が起きないことって、とても心地よいものですね」
責任感さん、また一つステージを上がりましたね。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)

「公平性さんと個別化さん、そして親密性さん」
公平性さんが相談に来た。
「部下の個別化さんなんだけれども、ちゃんとみんなに情報を提供しないんだよ」
「あのようなえこひいきは良くないよな」
「今年の評価は厳しくしようと思っているんだよ」
「どう思う?」
次の日、個別化さんが相談に来た。
「後輩の親密性さんのことなんですが」
「いつも仲良しグループで過ごしてばかりいて、なかなか新しいところに挑戦しないんですよ」
「どんどん外に出ていって新しいものをキャッチしてこないと、この変化の時代には乗り遅れてしまいますよね」
「みんなそれぞれに好き嫌いはあると思うんですけれどもね、それだけじゃぁダメですよね」
「このままだと今年は厳しい評価を付けざるを得ないです」
「そう思いませんか?」
その日の夕方、今度は親密性さんが相談に来た。
「上司の公平性さんのことなんですが…」
「いつも『みんなどう思う?』とか『みんなで考えよう』、『みんなで飲もう』とかばっかり言うんです」
「そりゃ『みんな』って大切だとは思うけれど、私が上司から聞きたいのは、『私をどう思っているか?』なんですよ」
「彼は私をちゃんと理解してくれているんでしょうか?」
「なんだか彼は遠い存在に感じます」
「上司として、部下から遠いと思われるのって力不足ですよね」
「今年は上司への評価をちゃんと厳しくつけようと思います」
「わかってもらえますよね?」
うーん。
評価のまえに、育成のこと考えてみたらどうかな?
自分の資質のバイアスから見て評価を下すよりも、
相手の資質を理解して育成をしていくほうが楽しいよ。
育成するなら、ストレングスファインダーがおすすめです。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)

「規律性さんと適応性さん」
規律性さんという名の部下がいる。
ちょっと急な仕事が入ったよ。
「規律性さん、急で悪いんだけど、この仕事やってもらえるかな?」
規律性さん、納得して取り組んでくれることになったんだ。
そしたらね、規律性さんのスピードが上がったよ。
あらかじめ今日やると決めていたことを、まずは終わらせることにしたんだね。
やると決めていることを終わらせて、そのあと頼んだ仕事に取りかかるのだろう。
それでもやると納得した仕事はしっかりやってくれるから安心だ。
適応性さんという名の部下がいる。
ちょっと急な仕事が入ったよ。
「適応性さん、急で悪いんだけど、この仕事やってもらえるかな?」
適応性さん、快く取り組んでくれることになったんだ。
そしたらね、頼んだ仕事にいきなり取り組みはじめたよ。
あらかじめ今日やろうと思っていた仕事があっただろうに、頼んだ仕事を最優先にしてくれたみたいだね。
その柔軟さはありがたい。だけど、他の仕事を全部後回しにしてしまって大丈夫だったのかな?
まぁ、適応性さんのことだから、きっと最終的にはクリアしていくのだろう。
それぞれに、得意なやり方があるものだ。
伝えるべきことをちゃんと伝えたそのあとは、
そのやり方を尊重しよう、信じよう。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)

「得意なこと、不得意なこと」
資質の理解を目的としたセミナーをおこなうと、多くの人が話されることがあるんです。
それは、
「今まで不得意なことは自分でもよく気付いていたんですけれどもね、こんなかたちで得意なことがあるって言われたのは初めてですよ」
という内容のものです。
これはとっても多い感想です。
得意なことは気がつかないのに、不得意なことってよく気がつくんですよね。
得意なこと、それは、
雄大に流れる大河のようだったり、
透き通る水がすーっと流れる小川だったり、
静かな湖面を滑りゆくカヌーのようだったり…。
とってもスムーズに物事を進めていくことができている状態なんですよね。
だからなかなか気がつかない。
一方の不得意なこと、それは、
ごつごつとした岩肌にぶつかりながら乗り越えていく急流のようだったり、
水量が少なくて途中で途絶えてしまう夏の小川だったり
太い枝にひっかかって止まってしまったボートのようだったり…。
とにかく何らかの障害に出会い、つまづき、自分自身に負荷がかかってくる状態です。
だから気がつくし、記憶に残っていきます。
自然とできていること、意識しなくても成功していること、心地良くてつい繰り返していること、
そんなあなたの「当たり前」を言葉にして表現してくれるもの、
それがストレングスファインダーです。
だからこれは面白いんだなぁ。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.