
突然ですが、私は目標を立てるのが上手ではありません。
「人生は短い」
「時間旅行は片道切符、やり直しが効かないものだ」
そんなことを考えれば考えるほど、目標を定めて最短距離でそこに到達し、そして次へとステップアップしていくことはとても素晴らしいことに思えていました。
今日は、そんな私の目標設定の話です。
「自分をより早くステップアップさせていくには、適切な目標設定が必須」
そういう価値観を持っていた私は、それなのに目標を立てるのが下手な自分がちょっと許せずにいました。
「だからお前(自分)はダメなんだよな…」
そんな私がストレングスファインダーに出会いました。
→目標志向 28位 ・・・。
やっぱり…。
「いくら上位資質を活かせと言ったとしても、やはり適切な目標設定ができないと遠回りばかりしてしまうのではないか?」
「目標志向の低い、目標設定は苦手な私は、のろのろとしか上に上がっていけないのではないか?」
そんな思いが心の片隅にしっかりと根付いてしまいました。
さて、そんな私がストレングスコーチになりました。
今の私は目標設定が上手になったでしょうか?
答えは…
以前と変わっていません。
でも、意識が変わりました。
簡単に言うと、「10本くらいの柱を一気に伸ばしてしまえー」という感覚です。
え? なんだか分からない?
つまり、
目標志向の人は最短距離で1つの柱を建て、そして次の柱を建て、また次の柱を建て…
という具合に次々と柱を建てていくのが得意なのでしょう。
私にとってそれは上手にできるやり方ではありません。
私は、興味あるところに次々と柱を建て始めてしまうことにしました。
「その柱はいつまでに立ち上がるの?」
「その柱は本当に自分にとって役にたつの?」
分かりません。
でも、あっちこっちと柱を建て始めて、育ててみることにしました。
きっと、目標志向の高い人が3本目の柱を建て終えるころ、私も10本のうち2本くらいは建て終わっているだろう。
それでいいんじゃないかな。
今はそう思っています。
もしかしたら、目標志向さんが5本建て終えるころに、私は7本建て終わっているかもしれないしね。
最終的にどっちがどうだったかなんてわかりません。
だから、自分の得意な方で勝負してみます。
ということで、今年も新年の目標はありません。
でも、「こうなったらいいな」とあこがれることはたくさんあります。
だから「こうなったらいいな」と思う方向にちょっとずつでも動いてみます。
ちょっとずつ動いてみる、というのが私なりの小さな目標設定と言えそうです。
だから、見方によっては目標だらけとも言えるかもしれません。
ゴール設定のない目標ですけれどもね。
また、私は活発性持ちではないから、行動を伴わないこともしょっちゅうです。
行動は伴わないけれど、気になったら関心のアンテナを立ててみる、くらいこのことはします。
さて、私と同じように目標設定が苦手と思っている方、
もしかすると、その目標って『他人から見て立派と思ってもらえるもの』じゃないといけないと思っていませんか?
目標って、他人から見たらしょーもないようなものでも案外良さそうですよ。
とりあえず気になった方に動いてみれば、見える景色が変わってきます。
あなたも新しい景色に出会いにいきませんか?
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)
「慎重さ、自我、内省」
仲の良い3人組がいたよ。
「そいうえばさ、今年はリオデジャネイロのオリンピック・パラリンピック大会があるね。」
「オリンピック・パラリンピックの試合は熱くなるよね!」
「一度は直接観に行ってみたいよね!」
「行ってみよっか、リオ!」
こんな話になったとき、
慎重ささんは、すかさず在リオデジャネイロ日本国総領事館のオリンピック・パラリンピック特設ページのメルマガ登録と、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録を済ませて一息ついたんだってさ。
自我さんは、どこから情報を得たのか会社の同僚や上司から、「リオ行くんだって? いいねぇ」とか、「オリンピック私も生観戦してみたかったんだ、帰ってきたら絶対感想聞かせてね!」なんていう言葉を言われて恥ずかしいやら嬉しいやら。で結局は嬉しかったんだってさ。
内省さんは、「自分がリオに行って何を得られるんだろう…」「そう言えばなんで慎重さ資質持ちなのに彼はリオに行くのに同意したんだろう…」「リオに行くことで2020年の東京大会にも興味が湧くのかなぁ…」なんてグルグルと深い思考のトンネルに入っていったんだってさ。
どこに関心のアンテナが立つかは資質それぞれ異なります。
なので、同じ経験をしていても、得てくるものも異なります。
異なるアンテナ、異なる成果、それをどうやって組み合わせて相乗効果に持っていくのか、
そこが私たちの頑張るところです。
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)
「社交性・未来志向・学習欲」
セミナー帰りの友人3人。
なにやらとてもいいセミナーだったみたい。
3人で感想を言い合っている。
社「今日のセミナーは、終了後に演者や参加者との交流タイムがあったのが特に良かったね。」
社「演者とも直接話せたし、同じ興味を持っている人ともたくさん話ができてお得だったな。」
未「今日のセミナーは、何と言ってもビジョンが良かったよ。」
未「これから先にあんな世界が待っているんだぁって、わくわくしたよ。」
未「やっぱり人を動かすにはビジョンが一番大切だと思うんだよね。」
学「今日のセミナーの演者は、ちゃんと根拠に基づいてしゃべっていたね。」
学「いろんな参考文献が途中で紹介されていて、自分が読んだことのない本の中身まで知ることができたよ。」
学「一度のセミナーでたくさんの気付きがあって、お得だったよなぁ。」
学「資料の最後にも参考文献がいろいろ載っていて、早速読んでみたくなったよ。」
同じセミナーに参加しても、
持って帰るものはそれぞれ違うもの。
だからこそ、自分自身で直接体感できたセミナーは印象が強く残るのでしょうね。
あなたの関心のアンテナはどこにある?
となりの人の関心のアンテナはどこにある?
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)
「調和性」
会議に参加していた調和性さん、
意見がぶつかってばかりの会議に困ってた。
おもむろに立ち上がってホワイトボードに書き出した。
Aさんの意見はこういうこと、
Bさんの意見はこういうこと、
Cさんが本当に言いたかったことはこういうこと。
「これってこんなところに合意点を見出せないですか?」
調和性さんの見事なまとめに多くの参加者が感心したよ。
でもね、1人だけそれを気に食わないと思った人がいた。
その人が調和性さんに注文つけた。
おまえの意見はどうなんだ?
おまえには意見がないんじゃないのか?
そのとき調和性さんがひと言放ったよ。
「私の意見はこの場に合意が生まれて、そして物事が前に進んでいくことを望む、というものです」
うん!
調和性さん、かっこいい!
世の中の調和性さん、いかがですか?
ときにはこんなひと言放ってみませんか?
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.
資質の魅力-catchy phrase-(ストレングスファインダー)
「個別化」
個別化さんの率いる部署で、
新しいプロジェクトに取り組むことになった。
プロジェクトの成功のためには
目標の共有が必要だと個別化さんは考えた。
部下Aには「このプロジェクトの意味はね…」と伝え、
部下Bには「一緒に新しいプロジェクトができるのが嬉しいね」と伝え、
部下Cには「このプロジェクトはいい経験になるよ〜」とニコニコしながら話しかけ、
上司Zには「成功にはあなたの力が必要なんです」なんて真顔で話しかけている。
みんなを同じ方向に向かせるために、
個別化さんはこんなアプローチを取りますね。
これを不公平だと感じますか?
なんだか腹黒い印象を持ちますか?
いいえ、これが個別化さんの公平なアプローチなんですよ。
だって、結果的にみんな同じ方向に向いて一緒に進んでいけるでしょ?
才能って面白いですね。
Unlock the Potential.