六本木ヒルズで「ジブリの大博覧会」へ。キャッチコピーが生まれるまでの糸井さんとの手紙が面白い。
六本木ヒルズで開催されている「ジブリの大博覧会」へ行ってきました。
あのジブリでさえ、作品を多くの人に観てもらうための努力を人一倍しているんだな、
そんなことに気が付いた博覧会でした。
六本木ヒルズで「ジブリの大博覧会」へ。キャッチコピーが生まれるまでの糸井さんとの手紙が面白い。
今日は夏休みが取れたので、ずっと気になっていた「ジブリの大博覧会」へ行ってきました。
六本木ヒルズに到着したのが11時半ごろだったので、軽くお腹を満たし、12時半ごろに展望台へ到着しました。
夏休み期間中であるものの、平日の金曜日ということもあり、待ち時間はほぼゼロ。すぐに会場に入ることができました。
中はさすがに撮影禁止だったので、写真は大丈夫だったところしか掲載できないのですが、
ナウシカから今に至るまでのポスターが一面に掲示されていて圧巻だったり、
でっかいトトロが出迎えてくれたり、
大人も乗れるネコバスがあったり(でも、乗れる時間はたったの2分!)、
糸井重里さんと鈴木プロデューサーとが、キャッチコピーをめぐってやりとりしたいくつもの手紙が展示されていたり、
ジブリ好きにはとっても楽しい空間となっていました。
これがそのネコバスです。↓↓↓
私が特に面白かったのが、糸井さんとの手紙のやりとりです。
「このへんないきものは、まだ日本にいるのです、たぶん。」
これ、となりのトトロのキャッチコピーなのですが、
最初の糸井さんの案では、
「このへんないきものは、もう日本にいないのです、たぶん。」
だったそうです。
このキャッチコピーを見た宮崎監督が、
「いや、いるんだよ。いるんだ。」
と言った。
だから、あの素敵なキャッチコピー
「このへんないきものは、まだ日本にいるのです、たぶん。」
が生まれたと。
それから、「もののけ姫」のキャッチコピー
「生きろ。」
このキャッチコピー、私は強烈な印象があって覚えているのですが、
これは何度も何度も糸井さんと鈴木プロデューサーとの間でやりとりがあって、やっと生まれたものだったことがわかりました。
糸井さん、かなり苦しんでましたね。
作り手の気持ちと、観る人の気持ちが離れているんじゃないか、とか言ってみたり、
考えれば考えるほどハマっていってしまったりだとかが、手紙からよく伝わってきました。
ジブリ作品、私は全てを観ているわけではありませんが、
それでも「風の谷のナウシカ」、「となりのトトロ」、「天空の星ラピュタ」、「紅の豚」、「もののけ姫」など大好きな作品がいくつもあります。
そんなジブリでも、作品を多くの人に観てもらうために相当の努力をしているんですね。
キャッチコピーだったり、ポスター1枚にもかなり力を入れています。
はじめにうまく行かなかったからこその努力なんですよね。
今回の糸井さんとのやりとりや、その説明、大切に作ったポスターの数々を通して理解することができました。
ジブリの世界観が好きな方、きっと楽しい時間を過ごすことができると思います。
展覧会名:ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~
開催期間:2016年7月7日(木)~9月11日(日)
営業時間:10:00~22:00(最終入場21:30)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
料金:一般 ¥1,800、学生 ¥1,200(高校・大学生)、子供 ¥600(4歳~中学生)、シニア ¥1,500(65歳以上)